英語のひとつのidiomだけを取り上げて、
Google翻訳の性能に言及するのはどうかと思いますが、ご参考までに書きます。最近のGoogle翻訳(英語<->日本語)はかなり優れたものなのですが、
従来の英語辞書(紙あるいはデジタル版)の知識を全てとり入れた状態とはなっていないらしい。
2018年7月8日のニュースに、「英南部エイムズベリーで神経剤ノビチョクに接触し、意識不明の重体となった40代の英国人男女のうち、女性が死亡した。」がありました。この件に対して、英国の
メイ首相が述べた言葉のなかの「
leave no stone unturned」が頭に残りました。英語の表現(idiom)としてです。
 |
leave no stone unturned
https://ja.wikipedia.org/wiki/石
|
「ひっくり返さない石が無いくらいに徹底的に調べる」の意味のようですが、ネイティブでない日本人はあまり使わない(使えない)英語だと思います。さっそく、Google翻訳で和訳してみましたが、うまく翻訳できません。
■ Google翻訳:X 誤訳
leave no stone unturned -> 石を打ちのめす
これに対して、従来の英語辞典では成句として、以下のように載っています。
■ ジーニアス英和大辞典:◎当然妥当
leave no stone unturned -> 徹底的に調べる
■ 研究社新英和辞典:◎当然妥当
leave no stone unturned -> 草の根をかき分けて捜す
もしかして、完全な英文の文脈でこれを使えば、Google翻訳もうまくいくかも... 残念ながらだめのようです。
■ Google翻訳:X 誤訳
The researcher left no stone unturned in her search for the original documents.
-> 研究者は、元の文書を検索しても、何の不自由はない。
Google翻訳が、今後、
従来の英語辞書にあるような成句や例文も十分に取り込んで、さらに発展することを希望します。