2018年1月25日木曜日

ありがとう、マグネットたち

残りあと僅かとなってしまった。
部屋を片付けている。
マグネットたちにも大変お世話になった。
ありがとう。

お世話になったマグネットたち

2018年1月8日月曜日

MIT App Inventorの発展

 優れたソフトウェアや開発環境は多数あるのですが、私にとってそのうちの一つが、MIT App Inventor for Androidです。この素晴らしさを、ぜひiOS(iPhoneやiPad)の上でも実現させたいという強い要望があるようです。

 MITでは、それに応えてiOS版も開発中であり、この春にリリースする予定とのことです。そのためにクラウドファンドの形で資金援助を求めていました。2016年末にその募金期間が一応終了し、その結果が以下にあります。
 世界中から、757人が献金したようです。我が情報工学科からも少なくとも3名が献金しました。目標額は10万ドルでしたが、すでに6万3千ドルほどが集まったとのことです。素晴らしさを感じて、支援したいと思う人が多かったことが何かうれしい。

 このApp Inventorはオープンソースとなっているため、原理的には、だれでもそのソースを基に独自のソフトウェアを開発できるようです。実際、以下のものが知られています。それぞれ、独特のユーザインタフェースや拡張機能を提供しています。そのうち、Thunkableでは、MITに先行してすでにiOS版もリリースしています!違いもあります。下記に私の理解していることを簡単に記します。

--------- App Inventorの仲間たち ----------

MIT App Inventor 
 
app inventor
 ユーザは、Android用にもiOS用にもほぼ同じように(共通のdesign, blockで)プログラムを作れる。ビルドする際に、どちらかのプラットフォーム向けかを指定する。となりそうです。これだと、学生や高校生にアプリを作ってもらう場合、非常にいいです。AndroidかiPhoneのどちらかはほぼ誰でも持っているはずですから。ただし、実際には、フェーズ1では、ライブテスト(iPhoneへはダウンロードしない)で使い、フェーズ2になると、ビルドしてiPhoneへ載せられるという計画のようです。それまでにやはり数ヶ月以上かかるのではないでしょうか。

Thunkable

https://thunkable.com/#/
 こちらでは、すでにiOS版もリリースしています。ただし、iOS版は、iOSネイティヴに作られています。Android版とは異なるユーザインタフェースやブロックで作るので両者の互換性はありません。もちろん、本来のApp Inventorの思想はそのまま受け継いでいるので、使い易いですが。今後、iOS版のブロック機能は次第に充実してくると期待されます。

AppyBuilder

http://appybuilder.com
 無料版と有料版がある。有料版では多数の独自ブロックも備えている。それらのブロックには先進的なものもあり、本家のMIT App Inventorにも良い影響を与えているようだ。実際、そのいくつかは本家にも採用されているようである。iOS版はやっていないが、独特の魅力がある。

Makeroid

https://www.makeroid.io
 他のものに比べて、全体にデザインが斬新的になっている。


---------  独自性はいいのだが、互換性はどうなる ----------

 それぞれが独自に開発はいいのだが、相互の互換性は気になります。もちろん、一定の独自機能はあっていいでしょう。しかし、優れた新しい機能ブロックは、上記4つのどれでも使いたいものです。それについては、ちゃんと考えられていますね。Extensionsという機能です。Javaで作成した機能ブロックを、既存のブロックと同じように使えるようにする画期的な機能が、MITによって以前から提供されているのです。
 これまでに開発された、200個を越えるExtensions用の新しいブロックが以下にリストアップされている。有料のものもある。Extensiosブロックは、少し頑張れば私でも開発できそうである。今後挑戦してみたい。
Pura Vida Apps

https://puravidaapps.com/extensions.php

2018年1月7日日曜日

懐かしき数学

 2018年が明けた。今年は私にとって特別の年なのである。年末に家の中を掃除していた。はるか昔に大学で勉強していた数学書が何冊か出て来た。出てきたのではなく保存してあったものだ。その当時は、パソコンもスマホもWebもSNSも何も無かった。情報源は、先生の講義の板書と自分で買い求めた書籍だけだった。

 ・初等リーマン幾何学(矢野健太郎著)
 ・連続群論(ポントリャーギン著、邦訳)
 ・集合論入門(赤攝也著)

 ポントリャーギンは、14歳の時に事故で失明したが、微分幾何学の大数学者となり、旧ソビエト連邦の英雄となった。

 これらの数学書の具体的な内容はすっかり忘れてしまっていて、もう今では読めない。もしも、その当時の気力と頭の状態を復元できれば可能かもしれないが。




Education is what remains after one has forgotten what one has learned in school (Einstein)
・教育は学校で学んだことを忘れてしまった後に残るものです(Google自動翻訳)
・学校で学んだことを忘れてしまった後に残るものこそが教育なのだ(より自然な和訳)

大学の数学科で学んだ経験は、その後の私の職業生活の基盤の一部を形成した。そうさせてくれた亡き父と母に感謝したい。
The experience I learned in the mathematics department of the university formed part of the basis of my career life afterwards. I would like to thank my dead father and mother for letting me do so.(Google自動翻訳)