2019年9月15日日曜日

ノスタルジックな響きのオニヤンマ

 オニヤンマというトンボ、多くの人は子供のころに出会ったことがあると思います。最近では都市部ではあまり見かけないようですが、この「オニヤンマ」という、どこかノスタルジックな響きがなんとも言えない雰囲気を醸し出す。

 ここひと月ほど、主に昆虫をスマホカメラなどで撮影して、その名前(種類)を一発で当てることにちょっと凝っていました。単に、Google LensというAIソフトを利用しているだけですが、ここにその記事があります。トンボも、赤トンボやシオカラトンボなど何種類か撮影して、それらの名前を得て楽しんでいたのですが、オニヤンマには出会えませんでした。

ところが、本日、予期せずに突然チャンスが訪れました。なんと、自宅のベランダの手すりに止まっているじゃありませんか!


 逃げないうちに、デジカメとスマホを取り出し、何枚も写真撮影です。Google Lensで写真を認識させてみると、やはりオニヤンマのようです。オスはメスよりも一回り小さいとのことなので、これはオスかも知れません。


 全体が美しいが、特に光の当たった翅は透明感が高く、先端付近の黒色の「縁紋」が際立つ。そして、翅の強度としなやかさを保持するためのボロノイ構造(フラクタルな構造と言えるかも知れない)がなんとも美しい。規則性と不規則性の融合に打たれる。




 だが、透明に見える美しい翅は、平坦な膜でなない。山と谷が微妙に織りなす平原のようになっている。折り紙のような構造になっているようだ。前述のように、これが飛行時に小さな渦を生じさせ、浮力(揚力)と関係しているとすれば、神秘性は増すばかりである。

山と谷らしき境界に線を描いて見たが、微妙に織り込まれているため、間違っているかも知れません。


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