2017年7月15日土曜日

スマホでマルチエージェントモデリング!

 社会現象、物理化学現象、生物/生命現象、コンピュータアルゴリズム等をモデル化し、シミュレーションによってその現象を解析したり、予測を行うための手法として、「マルチエージェントモデリング」があります。そのためのソフトウェアはいくつかあるのですが、NetLogo(無償)が非常に有力なものの一つです。NetLogoは昨年から、メニューやテキストに日本語が使えるようになり、いっそう身近なものになりました。

 さらに、すばらしい機能があります。これまでのマルチエージェントモデルはPCの上で動く重たい処理が付きものでした。しかし、ここに来て、スマホでも事実上実行できるようになりました!(正確に言えば)Web版が公開されています。PCには、何も専用ソフトは要らず、ブラウザからNetLogoのソースファイルを指定すれば、スマートフォンの画面でも実行できるのです。もちろん、(画面が小さくちょっとやりにくいが)その場で、NetLogoソースコードも編集できます。

 これで何か新しい方向が生まれそうです。詳しくは言えませんが、例えば、
→「スマホのカメラで現場を撮影する」
→「人工知能による画像解析で被写体の特徴をテキストで得る」
→「マルチエージェントモデルのパラメータにそれ反映させる」
→「その場で、スマホの画面で実行させる」

というような使い方も起こるだろう。

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