結論:特段の問題はありません。Java 有償化の後も、無償のままで(アップデートも提供され)、使い続ける道があります。当方で現在使っているJavaの教科書(立木・有賀「すべての人のためのJavaプログラミング」第3版)のJava 例題、練習問題のソースリスト(総計約300 件)はそのまま、コンパイル/実行できます。当方で実証済みです!具体的には以下のとおりです。
検討の経緯の詳細は下記にあります。
https://www.i.h.kyoto-u.ac.jp/users/tsuiki/javaEveryone3/link.html
(ここに掲載されている「本書を解説した文章」の「付録」をご覧ください。)
要点は以下のとおりです。
- すでに、Eclipse の最新版(Pleiades Eclipse 2018-09 版)には、オープンソースのAdoptOpenJDK11 が組み込まれています。このJDK はOracleJDK11 とほぼ同等です。すなわち、本書の例題等は(GUIのためのJavaFX 以外は)全てそのままコンパイル、実行できます。
- JavaFX は、OracleJDK にはバンドルされていたので、そのまま使えたのですが、AdoptOpenJDK にはJavaFX は含まれていませんでした。しかし、ご安心を。これにもオープンソースのOpenJFX というのがあります。少しだけ手間がかかりますが、これをAtoptOpenJDK11 に組み込みました(add-modulesの設定が必要)。
- その結果、JavaFX の利用も含めた本教科書の例題等(総計約300 件)は、問題なくコンパイル/実行できるこことが確認できました。
- このAdoptOpenJDK11 は、2018 年9 月〜2022 年9月までのLTS としてアップデートの無償提供がなされます。その後の、JDK12 以降も同様であるとのことですから、安心してJava の教育、研究への活用に使えるでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿