2019年4月10日水曜日

大学生や教員にも有用な子供向けAIアプリ開発環境(ML4KとScratch3)その2

 前回の(その1)の続編です。そこでは、「はさみのチョキチョキ音の識別」でしたが、ここでは、「コイン画像の識別」です。しかしながら、実は、これは過去に実施しました。それが以下の記事でした。

「もう一歩進める:MIT App Inventorで人工知能体験」

 手持ちの(過去の海外出張で持ち帰った)コインなど、5種類の識別を、やはりML4K(Machine Learning for Kids)で行いました。その記事の最後に、「Scratchとも連携できます」と書いたのですが、今回はそれを実際にやってみます。図1は、コインの画像の学習が済んだ状態です。引き続き、図2の状態になりますので、ここで、Scratchとの連携に向かいます。



 Scratch3のプログラムは、図3のものです。これだけで、(学習用とは異なる)テスト用のコイン画像を識別できます。具体的には、画像(スプライト)をクリックすると、識別結果(コインの種類を示すラベル)と、識別の確度(confidence)が、図4のように、画像の近くに表示されます。この場合は、いずれも、正しく識別されました。

 例えば、10円玉(10yen)と旧ドイツ硬貨(10pfennig)はかなり似ているように見えますが、正確に区別されました。



 やってみて楽しめる人工知能(機械学習)体験!

0 件のコメント:

コメントを投稿