2017年11月12日日曜日

LSTMを用いた電力消費予測の検討

 予測したい対象はたくさんあります。株価、為替、売り上げ、気象、等々がすぐ思い浮かびます。そのなかに、電力消費の予測もあるでしょう。最近は、電力自由化に伴い、電力売買相場もあります。また、電力会社では、従来から設備計画や稼働計画立案のために、電力消費予測は重要と思われます。

 そこで、人工知能で注目されているものの一つ、LSTM(Long Short-Term Memory)でやってみます。LSTMは、時系列を扱うRNN(Recurrent Neural Network)に属します。特に、Long Termつまり、かなり以前のデータも効率的に利用して学習できる点に特徴があります。

 詳しい説明は別途書くとして、以下に結果だけを示します。本学の学内電力消費と、米国のある企業の電力消費の予測結果です。いずれも、下図の赤枠の左側の実測値から、赤枠内を未来予測したものです。

学内電力消費の予測例

米国のある企業の電力消費の予測例

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