2016年11月18日金曜日

不滅の高校数学

Deep Learning関係の基本書として有名になっているものに以下の書籍があります。

Tariq Rashid, "Make Your Own Neural Network"
 (Python言語で自分でゼロからニューラルネットワークを作る)

優しく一歩づつ作って行きますが、最終的に、手書き数字の認識率98%(畳込みなどはやっていないのでそれ以上は無理かも)の性能のPythonコードを書くという内容です。その中で、ニューラルネットワークのエッジの重み更新にはどうしても微分(偏微分)が出てきます。でも、このような本の読者に、以下のような説明はいるのでしょうか?と思える丁寧さで微分も説明しています。

上記書籍での微分の説明箇所(誤植あります!?)

私の高校時代には、確か、数学IIBでこれはやったはず、と思って当時の数学教科書を見てみました。私は、どういうわけか、もう半世紀近く前になるというのに、当時の数I、数IIB、数IIIの高校教科書を持っています!

学力低下など指摘されていますが、上記の書籍が発行された米国でも事情は同じなのでしょうか。ああ、不滅の高校数学!

私の高校時代の数学IIBの教科書(微分法の説明)

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