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2020年2月21日金曜日

Watson Assistantに関するIBM Webセミナー

【追記】教えて!ラガマルくん IBM Watson版(本記事末尾をご覧下さい)

 今日は、2020-2-21です。新型コロナウィルスの拡散により、イベントや会議などに中止の動きが広まりつつあるようです。いろいろな関係者のおもいや立場もあり、開催か中止かの判断は非常に難しいところだと思います。そんななか、本日、「IBM Webセミナー」というのがあり、参加してみました。事前登録して、自席のPCから聴講でき、質問もできます。

 タイトルは、「Watson Assistant最新アップデート- より高度な会話型AIインタフェースの実現」でした。小生は、以前から、高度な「プログラミング相談」の自動化を漠然と思い浮かべていました。そのきっかけは、2年以上前に、以下のブログ記事に書いたようなことでした。

個人用SiriのようなiPhoneアプリ
https://sparse-dense.blogspot.com/2017/12/iphoneapp-inventor.html
PC:何の日付でしょうか -> 人:(音声で)卒論提出日 -> PC:1月25日です。

(Google Assistantに関する過去記事から再掲)

 この過去記事は、Google Assistantがスマホアプリ開発環境ThunkableXで使えるようになったので、その試行を行ったものです。簡単な例でしたが、何かもっと発展的な利用が可能な気がしています。

 今回のIBMのAssistantは、さらに進化していることがおぼろげながら分かりました。短いWebセミナーですから、詳しいことはその場では分かりませんが、今後調べて活用していくための手掛かりが得られたように思います。私も、その場で簡単な質問(テキストで投入)してみたところ、セミナー内で講師からほぼリアルタイムに回答(全視聴者に向けて)があり、ちょっと嬉しくなりました。

 最後に、本セミナのなかで紹介された「教えて!ラガマルくん IBM Watson版」についてです。これは、本題であるWatson Assistantを用いたgoodなアプリケーションです。ラクビーに関する質問に答えてくれます。また、写真を選ぶと、画像認識により、ラグビーのどんなシーンかの説明文も出ます。他の分野の質問回答システムにも、何かヒントが得られるような気がします。


●教えて!ラガマルくん IBM Watson版
https://www.ibm.com/watson/jp-ja/meets-rugby/
https://ragamarukun.com/

2018年6月17日日曜日

ScratchでAI(人工知能)を教えるプロジェクト

Scratchは、小中高生向けのコンピュータサイエンス、プログラミング教育に益々利用が広がっているようです。大学のオープンキャンパスなどでも活用されています。そのScratchですが、外部ボードや機器との連携を強化するextensionsなどを装備したScratch-Xにも注目が集まっています。現在まだ実験版(ベータ版)のようですが。

このScratch-Xで、ゲームなどのプログラミングをさらに進めて、AI(人工知能)も教えるプロジェクトがありました。Deep Learningを使う訳ですが、もちろん、その理論や詳細な手順は見せません。IBM Watsonを利用していて、Visual RecognizerやAssistantサービスを呼び出すようになっていますが、Scratchのブロックで包み込んでいます。

https://offspring.lifehacker.com/teach-your-kid-machine-learning-with-these-free-lessons-1826836113/amp?__twitter_impression=true

Machine Learning Projects (ScratchX)
https://machinelearningforkids.co.uk/#!/worksheets

子供にもAIの活用技術に親しんでもらおう、という意図のようです。公開されているプロジェクトのうちの「コンピュータとのじゃんけん」を実際にやってみました。手の画像の認識をAIで行うということです。

  • 自分の手で、グー、チョキ、パーの3つをそれぞれ10回づつWebカメラでとる。
  • それにラベルを付けて、Watsonに学習させる。
  • かんたんな「じゃんけんの勝ち負けのルール」をScratchで作る。
  • 新たな手の画像(グー、チョキ、パーのどれか)を与えてボタンを押す。
  • コンピュータの手と比較して勝ち負けの結果がでる。

Deep Learningを利用したScratch-Xのじゃんけんアプリ


注意書きとして、「手を撮影するとき、自分の顔が映らないようにしてね」とあります。顔画像がどこかで悪用される危険性の回避のためです。このようなことも子供の時から教えておいた方がよい。ちょっと技術の負の面が出て来ているわけですが。

手の画像にラベル付けして学習させるという例でしたが、汎用性があります。例えば、手書きに文字認識も同様に行えるわけです。
Deep Learningの勉強、学習、研究の環境は色々出回っていますが、このScratch-Xによるものも教育面で可能性があるのではないでしょうか。