IT分野では、資格認定が色々あります。量子コンピューティングの世界もそうなってきました。今回、量子機械学習(QML : Quantum Machine Learning)の基礎に関するIBM認定資格を取得しました。下図はそのデジタルバッチと認定証です。勉強や探求を続けるには、このようなマイルストーンがあるといいですね。
Earned IBM Certification in Quantum Machine Learning
In the IT field, there are many different kinds of professional certifications. Now, the world of quantum computing is beginning to follow the same path. This time, I obtained an IBM certification on the fundamentals of Quantum Machine Learning (QML). The image below shows the digital badge and certificate. Having milestones like this is a great motivation to keep studying and exploring further.
🔴IBM認定資格の意味
IBMでは量子コンピューティング分野のいくつかの資格認定を、Fundamental、Intermediate、Advancedに分けています。今回の資格(Intermediate)認定バッチは、例えて言うならば、「量子機械学習」という山岳への入山許可証みたいなものかと思います。道は険しく、まだまだこれからです。デジタルバッチの右下にある、登りかけの階段が象徴的です!
🔴IBMの量子コンピューティング関係チュートリアル
量子機械学習関係の書籍はまだあまり多くないです。そんななか、IBMが提供している様々な量子計算チュートリアルの一つ、「量子機械学習」は非常に充実した内容になっています。以下のURLをご覧ください。
⭐️量子コンピューティングチュートリアル全体
https://quantum.cloud.ibm.com/learning/en
⭐️量子機械学習チュートリアル
https://quantum.cloud.ibm.com/learning/en/courses/quantum-machine-learning
従来からの公開内容が、2025-07-01の開発環境の一新に伴い、大幅に改訂されています。(1)古典機械学習との関係、(2)古典データの量子化のためのEncoding、(3)Fidelityと量子カーネル、(4)QVC(量子変分回路分類器)とQNN(量子ニューラルネットワーク)などで構成されています。
このチュートリアル全体の学習には、(経験による個人差が大きいですが)標準的には10時間程度。何ヶ所かに、そのセクションを要約した短いビデオがあり、大いに助かりました。また、理論と計算法の説明に加えて、シミュレータおよび量子コンピュータ実機で動かす例題もあり、コードを実行させながら理解を深められます。
この講座全体を終えた後、1時間ほどのオンライン試験を受けます。守秘義務のため試験内容等は書けませんが、合格ラインは80点/100満点です。不合格になっても、一定期間後には、再挑戦できる教育的配慮もなされています。
ただし、前提条件として、量子ビットと量子ゲートの基礎(重ね合わせ、確率振幅、相対位相、テンソル積、ユニタリ変換、エルミート行列、量子もつれ、観測量、測定など)、および、量子計算プログラム開発環境にも、ある程度馴染んでいる必要があります。そうでない場合は、下記の講座からスタートするのが良いと思います。
⭐️量子情報の基礎
https://quantum.cloud.ibm.com/learning/en/courses/basics-of-quantum-information
🔴情報工学科ではどうする
世の中の関心も高いので、情報系学科では、量子コンピューティング基礎科目を設置するところが増えています。現時点では実用的でなくても、このような先進分野の魅力を教えてこそ大学、という見方もあるでしょう。一方、そんな時間があるのなら、急成長の生成AIやAIエージェント技術をうんと教えて、就職させた方いい、と言えるかもしれない。0か1かではないこの状況が、まさに量子力学的であリます!
0 件のコメント:
コメントを投稿