2024年8月1日木曜日

量子コンピューティングの学びについて考える

 まだまだ猛暑続きだが、8月に入ってしまった。ここで、改めて量子コンピューティングの学びについて述べたい。そのきっかけは、米国のある有名高校(多分、日本の超難関高校に相当)の先生からいただいたメールである。それは、彼がある別の米国人からの紹介で、私の量子コンピューティングの学びに関するこのブログを知ったことによる。彼は次のように述べているのだが、大いに共感できる。

 彼は、この高校の数理系の教員だが、量子物理学で博士号を持つという素晴らしい人物である。物理学関係の研究所での勤務経験もある。この高校での来年度に向けて、「革新的テクノロジー」というパイロットクラスを編成し、高校低学年で、最初にAIと機械学習を教え、次に量子情報を教える予定とのこと。量子に関することをできるだけ早く教え始めることは可能であり、必要であると考えているようである。一般の大人は、ずっと古典物理学的な観点の世界で生きてきたので、量子の世界に入ることにはかなり抵抗があるが、若い生徒はそうではなく、量子の概念や論理に素直に入ることができると感じると述べている。

 彼は、教育におけるゲームに関する教師向けのSEPTプログラムに参加し、同僚と一緒に量子コンピューティングを教えるためのカードゲームを作成している。さらに関連アプリも作成したいとのこと。その際に私(山本)の作成したアプリを利用したり、参考にしたいとのことであった。一方、私の量子関係アプリは、振り返ってみると、造りがかなり複雑になったり、冗長であるところも多い。もっと、シンプルで扱いやすい構造にして、生徒にも親しめるアプリに改造したいと考えているところである。

 これまでに作ってきたブロッホ球模型と、量子関係アプリのいくつかの画面を、改めて以下に掲載する。これを眺めならが、どのように改善すべきかを考える。厳しい暑さが過ぎた頃には目処をつけたいのだが、保証はできない... だが、この分野で著名なMITの教授から頂いた以下のコメントが大いに励みになっている。

"I greatly enjoyed reading your blog post article. Your handmade plastic Bloch sphere is very appealing, and I appreciate how you are making such a kind effort to reach a new and young audience who may someday be important to the field.", by Prof. Isaac Chuang (MIT)


my Bloch sphere
my quantum apps logo


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