このような状況では、地図情報提供(デジタルマップを含む)、ドローンによる映像分析、情報通信の確保などは特に重要と思われます。これらのITは、今回ももちろん相当に利用された訳ですが、今後さらに、即応性や幅広いニーズへの適応性などの面で一層の改善、進展が望まれると思います。
札幌市清田区にある大きな市営霊園である里塚霊園(約2万6千区画)のお墓の約20%が、この地震のために倒壊したり、倒れかかっているとの情報がありました。(個人的な事項ではありますが)私の家のお墓もこの一区画にあります。しばらく、行っていないので、心配でした。
札幌市では、個々の区画の墓石の状況を調査して、市のホームページに掲載しています。これはありがたい行政サービスです。そこには、被害の確認された区画番号とマップが載っていました。それだけだと、場所の具体的なイメージを持てませんでした。そこで、さらに、下図のようなGooge Maps(Google Earth)をズームアップして照合した結果、私の家の墓の区画位置を具体的に突き止めることができました。幸い、被害が確認されたリストには載っていませんでした。
札幌市清田区の里塚霊園(約26,000区画)Google Maps |
一例:区画番号図面があれば、Google Mapsを拡大して照合できる (この画像は大震災の前のもので、特定のお墓を写したものではありません) |
お墓は、通常は穏やかな場所ですから、Google Mapsを更新する必要性は低いわけですが、このような大災害が発生した場合は、局所的にドローンを飛ばして、マップ映像を提供してもらえたら非常にありがたいと思いました。より進んでは、ドローン運営会社が、一般市民に対してオンデマンドで映像を提供してくれるサービスがあるといいと思ったりします。プライバシーや関連法令が立ちはだかっているのかも知れませんが。
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