2018年9月22日土曜日

北海道の大地震の被害とITによる支援

 北海道の大地震(2018-9-6発生)では、懸命な救助、救援活動も届かず、土砂崩れなどで多くの方々が亡くなった。心より哀悼の意を表します。また、大規模停電や液状化などで非常に大きな災害を受けられた方々にもお見舞い申し上げます。

 このような状況では、地図情報提供(デジタルマップを含む)、ドローンによる映像分析、情報通信の確保などは特に重要と思われます。これらのITは、今回ももちろん相当に利用された訳ですが、今後さらに、即応性や幅広いニーズへの適応性などの面で一層の改善、進展が望まれると思います。

 札幌市清田区にある大きな市営霊園である里塚霊園(約2万6千区画)のお墓の約20%が、この地震のために倒壊したり、倒れかかっているとの情報がありました。(個人的な事項ではありますが)私の家のお墓もこの一区画にあります。しばらく、行っていないので、心配でした。

 札幌市では、個々の区画の墓石の状況を調査して、市のホームページに掲載しています。これはありがたい行政サービスです。そこには、被害の確認された区画番号とマップが載っていました。それだけだと、場所の具体的なイメージを持てませんでした。そこで、さらに、下図のようなGooge Maps(Google Earth)をズームアップして照合した結果、私の家の墓の区画位置を具体的に突き止めることができました。幸い、被害が確認されたリストには載っていませんでした。

札幌市清田区の里塚霊園(約26,000区画)Google Maps
一例:区画番号図面があれば、Google Mapsを拡大して照合できる
(この画像は大震災の前のもので、特定のお墓を写したものではありません

 お墓は、通常は穏やかな場所ですから、Google Mapsを更新する必要性は低いわけですが、このような大災害が発生した場合は、局所的にドローンを飛ばして、マップ映像を提供してもらえたら非常にありがたいと思いました。より進んでは、ドローン運営会社が、一般市民に対してオンデマンドで映像を提供してくれるサービスがあるといいと思ったりします。プライバシーや関連法令が立ちはだかっているのかも知れませんが。

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