次の2点を検討します。
(1)Google翻訳(和文→英文)結果の主観評価
(2)人工知能(Deep Learning)によるProf. IwataとGoogleの相違の評価
■岩田一男先生の英作文とGoogle翻訳
岩田先生の本の例題(数百以上の英作文例)から、ランダムに50件を選択。その和文をGoogle翻訳して見ました。驚きました!50件のうちの12件は、Prof. IwataとGoogle翻訳の英文が完全に同じでした!その幾つかを以下に示します。【Prof. IwataとGoogleの英文が完全一致した例(2018-8-29現在)】
●本当を言うと、私は彼といっしょに行きたくない。
→ To tell the truth, I do not want to go with him.
●もし私がきみなら、そんなことは言わないのに。
→ If I were you, I would not say such a thing.
●なお悪いことに、雨が降り出した。
→ To make matters worse, it began to rain.
● 彼は旅券をホテルの部屋に置き忘れたにちがいない。
→ He must have left his passport in the hotel room.
(以下、8件は省略)
異なる英文となった残り38件のGoogle翻訳も全て妥当なものと思われます。少なくとも中学校〜高校レベルの英作文では、Google翻訳性能は驚異的とも言えます。
■AIによって両者の相違を認識できないか?
別記事で述べた、Deep Learning for Kidsでは、画像認識の他にテキスト認識も対象としています。それを使います。両者(Prof. Iwataの英文とGoogle翻訳結果の英文)に少しでも相違があった38件をそれぞれ、Prof. IwataとGoogleというラベルを付けて分類して、学習させます。和文38件の英訳をそれぞれのラベルに入れる |
両者の英文対して、何らかの違いをAIは見つけたようです!的中しましたね!
もう一例あげます。今度は、若干低い確度ではありますが、Google翻訳の結果も、Prof. Iwataのものと判定されました。それだけ、Google翻訳は優れているということになるでしょうか。
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