2017年7月16日日曜日

IT夢コン2017のピア賞 投票快速集計アプリ

 今年も、本学で開催の「IT夢コン2017」の最終選考会が迫ってきました。生徒同士が、互いに発表ポスタを評価して決める「ピア賞」もあります。その投票の集計ですが、当日、スケジュールがタイトであるため、すばやく、確実に行う必要があります。そこで、作成したのが、下図のAndroid用「快速集計アプリ」です。

 以下の画面のデータは、テスト用の架空のデータです。模擬投票の結果は、投票者数=52名、投票総数=133票、第一位は35番の作品、第二位は31番の作品となりました。



 さて、このAndroidアプリ、大した機能はなく、トリビアルな処理に見えます。確かにそうですが、そうでもないところも少しあります。このアプリ設計での留意点を列挙します。


  • このようなユーザインタフェースを持つAndroidアプリの作成は、MIT App Inventorの得意とするところであります。特に、画面タッチ。その効率的開発の恩恵を受けます。
  • 多数のボタンがあります。それを効率良く配置し、ボタンに対する反応(アクション)も効率良く書きたい。
  • 集計中に、不意に中断せざるを得ないかも知れない。中断と再開内部データベースを使って実現する。
  • 集計中に、画面を不意に触れてしまい、カウントがダメになることを防ぎたい。そのために、ボタンの「クリック」ではなく「ロングクリック」による反応を用いる。
  • 来年度も使いたい。また、今年度も直前に何かデータの修正があるかも知れない。したがって、ポスター作品データは、プログラムに組み込むのではなく、テキストファイル(スマホのSDカードに保存)に記載する。
  • 想定投票者50名、投票総数150票で、結果をえるまでに5分と見積もる。上記の「ロングクリック」で6割ほど時間が増すが、確実性を重視します。


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