2016年12月10日土曜日

KAITシンポジウム2016で「現実感のある」エージェント指向モデリングを展示

以下の「KIAITシンポジウム2016」にて、「現実感のある」エージェント指向モデリングについて、ポスター発表とデモを行いました。
http://www.sympo2016.cs.kanagawa-it.ac.jp

展示したポスターは以下のものです。具体的題材は以下の2つです。
(1)共有資源競合問題(食事する哲学者)- 分散デッドロック検出
(2)指揮者なしの集団の同期動作 - 位相遅延モデルによるホタル群の自律的同期明滅

いずれも、以下の構成になっています。
  • 問題と解法原理の説明
  • NetLogoを使ったエージェント指向シミュレーション
  • Androidスマホ、またはSunSpotを用いた実装方法
  • その実働デモ
本学小宮学長をはじめ、外部からの何人かの来場者に説明することができました。こういう場では、やはりデモが重要だと改めて感じました。本当は(1)の方に力点を置きたかったのですが、問題の意味を説明する必要があり、ちょっと時間がかかる。一方、(2)の方は説明しやすく、すぐにデモに入れるものでした。

(1)のデモでは、5台のAndroid端末が必要です。(私が、一人で10台のAndroid端末をいつも持っている理由がここにもあります!そんなことは説明しませんでしたが。)そして、こういう場では、インターネットを使うと、時として失敗する場合があるが(特に大勢の来場者があってそれらの人がWiFi機器を持っている状態では)、今回は、5台のAndroidの間でローカルネットワークを構成(ごく近接で)することでその心配はほとんどありませんでした。

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