2025年7月19日土曜日

量子風鈴?で涼しさを

 猛暑に風鈴はいいものだ。ただし、チリンチリンと、時に耳障りになることもある。そこで、音は出ないが、量子ビットの不思議な世界を想起させる「量子風鈴」なるものを私の研究部屋に吊るしてみた。

熊本城天守閣から吊り下げられたかのような量子風鈴

「量子風鈴」のある研究室風景
 熊本城のカレンダーの前に、透明プラスチック球体が3個吊るされている。これらの球体については何度かこのブログの記事にしてきたので詳細は略します。中央とその下にある2個はBloch Sphereであり、単一量子ビットの状態とそれに対する基本的な量子論理ゲートを射影演算子で表現している。一番上の球体は、4量子ビットのもつれた状態をQ-Sphereで可視化している。

 扇風機の風に乗ってゆらつらするので、少しは涼しげな気分になる。だが実は、それ以上に、量子コンピューティングの世界を探求して行く意欲を持続させるための"おまじない"でもある!

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