前回の「公園56ヶ所への花壇配送のための搬送経路最適化」の続編。配送先の公園の間の道が何らかの理由で通行止めの場合に、うまく対応できるだろうか?
実はこれは簡単そうだ。なぜなら、量子アニーリングでは、エネルギー関数(目的関数)の値が最低になる経路が求められるのだから、通行止めのある場合はエネルギー関数の値がぐんと大きくなるように設計すればよい。この例題では、公園を巡る総走行距離をエネルギー関数にしているので、通行止め区間の距離を仮想的に大きくすれば、その区間を含む経路は最適解として出てこないだろう。
果たして、それでうまくいくのか?
Yes、結果は以下の図の通りである。このケースでは、地蔵橋公園(#52)と常盤公園(#53)の間が通行止めになったと仮定した。トラック2台、4台使用の場合を示したが、いずれも、量子アニーリング結果として、この通行止め区間を避けた最適経路(の近似解)が得られた。
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