ここひと月ほど、主に昆虫をスマホカメラなどで撮影して、その名前(種類)を一発で当てることにちょっと凝っていました。単に、Google LensというAIソフトを利用しているだけですが、ここにその記事があります。トンボも、赤トンボやシオカラトンボなど何種類か撮影して、それらの名前を得て楽しんでいたのですが、オニヤンマには出会えませんでした。
ところが、本日、予期せずに突然チャンスが訪れました。なんと、自宅のベランダの手すりに止まっているじゃありませんか!
逃げないうちに、デジカメとスマホを取り出し、何枚も写真撮影です。Google Lensで写真を認識させてみると、やはりオニヤンマのようです。オスはメスよりも一回り小さいとのことなので、これはオスかも知れません。
全体が美しいが、特に光の当たった翅は透明感が高く、先端付近の黒色の「縁紋」が際立つ。そして、翅の強度としなやかさを保持するためのボロノイ構造(フラクタルな構造と言えるかも知れない)がなんとも美しい。規則性と不規則性の融合に打たれる。
だが、透明に見える美しい翅は、平坦な膜でなない。山と谷が微妙に織りなす平原のようになっている。折り紙のような構造になっているようだ。前述のように、これが飛行時に小さな渦を生じさせ、浮力(揚力)と関係しているとすれば、神秘性は増すばかりである。
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