台風の進路軌跡を、自分自身でスマホに描いてみませんか?もちろん、すでに、台風進路図などは公開されていますが、自分で好きな台風アイコンも選んで(作って)進路に沿って実際に動かして見ると、何か新鮮みを感じ取れるのではないでしょうか。やってみなきゃ分からない!(NHK番組 "大科学実験"でもそう言っていた。)
- 気象庁のホームページから、過去の台風の中心位置、中心気圧、最大風速、大きさ等々のデータを得られます。
- そのうちから、超大型のまま御前崎に上陸した台風21号(2017年)を取り上げます。その中心位置と最大風速の変化を図示します。
- 下図からわかるとおり、この台風は発生後まもなく「最大風速は猛烈な」となり、衰えずにそのまま御前崎に(最大風速80m/sで)上陸してしまいました。
- 台風でたいへんな被害を受けた方々にはお見舞いを申し上げます。そのうえで、台風の進路を以下のように眺めているとその軌跡は美しい自然の神秘とさえ思えます。
さて、このアプリは、Thunkable Classic (for Android) で作成しました。MIT App Inventorでもほとんど同じように作成できるはずです。そのブロック図は、以下のように単純なものです。中央の大き目のブロックでは、台風の位置に独自マーカーを打っています。これを観測時間間隔(3時間とか6時間)ごとに繰り返しています。最後部1/3くらいのブロックは、単に最大風速に応じた独自マーカーを設定するだけです。
なお、上記の結果図には、台風進路を折れ線でも示していますが、上記プログラムにはそれがありません。独自のマーカー(最大風速により色を変えた)だけを表示しています。進路の折れ線も描くには、以下のブロックを(マーカー描画の次に)追加する必要があります。
- 今回は簡単にするため、制御ボタンなどを付けませんでした。表示スピードを変化させる、発生からの経過時間や中心気圧も表示する、等々できると思います。
- たくさんの台風を登録して、適宜選択表示するには、ファイルを使ったり、あるいは、クラウドDBと接続するなども十分可能です。Thunkableにはそれらの機能も各種備わっていますので、使いこなすと素晴らしい独自のアプリになるでしょう。
これはとても良い教材ですね、こどもにはITだけじゃなく理科好きになってもらいたいという思いがあります
返信削除共感していただき、とてもうれしいです。Thunkable (MIT App Inventor)は、コンピュータサイエンスや理科の教育にも、有力な手段(プロトタイピングのための)として活用を推進してゆきたいです。
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