本稿をYouTubeに登録しました。12台のmicro:bitを使った場合です。
https://youtu.be/YCZV_FoEeTI
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英国BBCがIT企業の協力を得て開発したmicro:bitですが、日本の技適を取得したこともあって、子供向けのコンピュータサイエンス、プログラミングに活用する動きが次第に高まっているようです。
以下のサイトをご覧になると分かりますが、これは、とても奥深いマイクロコンピュータボードであることを強く印象づけられます。子供向けとしておくのはもったいないです。私自身も使ってみたい、プログラミングしてみたい、という気にさせられます。
http://microbit.org/ja/guide/
小さい、デザインが美しい、Bluetooth、無線(BLE以外の)、加速度、照度、温度のセンサ、USBインタフェース等があり、5x5のLEDマトリックスがついています。そのほか、3つの端子があって外部機器との接続も可能。そして、ご覧のとおり、ボダン電池(これはオプション)で電源を取れます。
子供向けには、初歩の電子工作を、プログラミングと共に行うのがメインのようです。プログラミングは、ブロックを組み合わせるというScratchと同様のインタフェースで行います。しかしながら、このブロック形式のプログラムは、メニューの切り替えでJavaScriptのソースコード編集に行けます。さらに、Pythonでもプログラムできます。
もうちょっと大人向けの使い方はないのかな、と思っていたらありました!
現在話題の仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の基本的な仕組みを実現したJavaScriptによるブロックがありました!ビットコインの仕組みについては、私は素人ですが、要するに、「分散データベース」のような基盤の上にあるものと思っていました。最近、よく聞くブロックチェーンがその基礎にああるようです。Crypt Currency, Blockchains.
これだけで、Bitcoinの基になるブロックチェーンの一端を知ることができる |
詳しいことは、別途検討することにして、私がこれを試行した結果を以下に示します。6台のmicro:bitを使っています。Block chainには、スマートコントラクト、コンセンサス、P2Pネットワークなどの技術も含まれますが、ここでは、micro:bitの間の「分散データベース」としての、コヒーレンス(整合性、一貫性)を主に扱っているようです。Radio Block-chainというmicro:bitのブロックを使っています。
今、各micro:bitが、それぞれ、下図のような個数のコインを得ているとします。
今、各micro:bitが、それぞれ、下図のような個数のコインを得ているとします。
12時から時計回りに、各micro:bitが、3個、0個、0個、1個、3個、2個のコインを得ています |
各micro:bitのBボタンを押すと、現在のブロックチェーンの長さ9が表示された |
ブロックチェーンについては、まだまだ検討すべきこと(述べるべきこと)が残っていますが、本稿ではここまでです。とにかく、このmicro:bitを利用した教育的なアプリの可能性を示すものと考えたいと思います。
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