MITでは、それに応えてiOS版も開発中であり、この春にリリースする予定とのことです。そのためにクラウドファンドの形で資金援助を求めていました。2016年末にその募金期間が一応終了し、その結果が以下にあります。
世界中から、757人が献金したようです。我が情報工学科からも少なくとも3名が献金しました。目標額は10万ドルでしたが、すでに6万3千ドルほどが集まったとのことです。素晴らしさを感じて、支援したいと思う人が多かったことが何かうれしい。
このApp Inventorはオープンソースとなっているため、原理的には、だれでもそのソースを基に独自のソフトウェアを開発できるようです。実際、以下のものが知られています。それぞれ、独特のユーザインタフェースや拡張機能を提供しています。そのうち、Thunkableでは、MITに先行してすでにiOS版もリリースしています!違いもあります。下記に私の理解していることを簡単に記します。
--------- App Inventorの仲間たち ----------
■MIT App Inventor
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app inventor
ユーザは、Android用にもiOS用にもほぼ同じように(共通のdesign, blockで)プログラムを作れる。ビルドする際に、どちらかのプラットフォーム向けかを指定する。となりそうです。これだと、学生や高校生にアプリを作ってもらう場合、非常にいいです。AndroidかiPhoneのどちらかはほぼ誰でも持っているはずですから。ただし、実際には、フェーズ1では、ライブテスト(iPhoneへはダウンロードしない)で使い、フェーズ2になると、ビルドしてiPhoneへ載せられるという計画のようです。それまでにやはり数ヶ月以上かかるのではないでしょうか。
■Thunkable
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https://thunkable.com/#/
こちらでは、すでにiOS版もリリースしています。ただし、iOS版は、iOSネイティヴに作られています。Android版とは異なるユーザインタフェースやブロックで作るので両者の互換性はありません。もちろん、本来のApp Inventorの思想はそのまま受け継いでいるので、使い易いですが。今後、iOS版のブロック機能は次第に充実してくると期待されます。
■AppyBuilder
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http://appybuilder.com
無料版と有料版がある。有料版では多数の独自ブロックも備えている。それらのブロックには先進的なものもあり、本家のMIT App Inventorにも良い影響を与えているようだ。実際、そのいくつかは本家にも採用されているようである。iOS版はやっていないが、独特の魅力がある。
■Makeroid
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https://www.makeroid.io
他のものに比べて、全体にデザインが斬新的になっている。
--------- 独自性はいいのだが、互換性はどうなる ----------
それぞれが独自に開発はいいのだが、相互の互換性は気になります。もちろん、一定の独自機能はあっていいでしょう。しかし、優れた新しい機能ブロックは、上記4つのどれでも使いたいものです。それについては、ちゃんと考えられていますね。Extensionsという機能です。Javaで作成した機能ブロックを、既存のブロックと同じように使えるようにする画期的な機能が、MITによって以前から提供されているのです。
これまでに開発された、200個を越えるExtensions用の新しいブロックが以下にリストアップされている。有料のものもある。Extensiosブロックは、少し頑張れば私でも開発できそうである。今後挑戦してみたい。
Pura Vida Apps
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https://puravidaapps.com/extensions.php
--------- App Inventorの仲間たち ----------
■MIT App Inventor
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app inventor
ユーザは、Android用にもiOS用にもほぼ同じように(共通のdesign, blockで)プログラムを作れる。ビルドする際に、どちらかのプラットフォーム向けかを指定する。となりそうです。これだと、学生や高校生にアプリを作ってもらう場合、非常にいいです。AndroidかiPhoneのどちらかはほぼ誰でも持っているはずですから。ただし、実際には、フェーズ1では、ライブテスト(iPhoneへはダウンロードしない)で使い、フェーズ2になると、ビルドしてiPhoneへ載せられるという計画のようです。それまでにやはり数ヶ月以上かかるのではないでしょうか。
■Thunkable
https://thunkable.com/#/
こちらでは、すでにiOS版もリリースしています。ただし、iOS版は、iOSネイティヴに作られています。Android版とは異なるユーザインタフェースやブロックで作るので両者の互換性はありません。もちろん、本来のApp Inventorの思想はそのまま受け継いでいるので、使い易いですが。今後、iOS版のブロック機能は次第に充実してくると期待されます。
■AppyBuilder
http://appybuilder.com
無料版と有料版がある。有料版では多数の独自ブロックも備えている。それらのブロックには先進的なものもあり、本家のMIT App Inventorにも良い影響を与えているようだ。実際、そのいくつかは本家にも採用されているようである。iOS版はやっていないが、独特の魅力がある。
■Makeroid
https://www.makeroid.io
他のものに比べて、全体にデザインが斬新的になっている。
--------- 独自性はいいのだが、互換性はどうなる ----------
それぞれが独自に開発はいいのだが、相互の互換性は気になります。もちろん、一定の独自機能はあっていいでしょう。しかし、優れた新しい機能ブロックは、上記4つのどれでも使いたいものです。それについては、ちゃんと考えられていますね。Extensionsという機能です。Javaで作成した機能ブロックを、既存のブロックと同じように使えるようにする画期的な機能が、MITによって以前から提供されているのです。
これまでに開発された、200個を越えるExtensions用の新しいブロックが以下にリストアップされている。有料のものもある。Extensiosブロックは、少し頑張れば私でも開発できそうである。今後挑戦してみたい。
Pura Vida Apps
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