🟢IBM Quantum Platformからの通知(2025-07-01)
下図の通りである。量子コンピュータハードウェア開発競争の激化が背後にあるようだ。初心者向けの環境から、よりプロフェッショナルな利用のサポートにシフトしたように思われる。ともかく、このPlatformでのOpen Plan(無償)はもはや使えないことが分かる。私は、2年間ほど愛用してきた。図にある通り、これまでに865件のジョブを投入した。小さな量子回路ばかりではあったが、その利用経験から得られた知見は、現在とても役立っている!!!
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IBM Quantum Classic Platformのサービス終了 |
🟢量子コンピューティングの全ての操作を一括提供のComposer
このClassic Platformにおいて、特に使いやすく有用であったComposer機能を振り返り、記憶に留めたい。ログインすると、その場で、以下の項目を一気に実施することができたのである!
(1)ビジュアルに量子回路を編集し、シミュレートする
(2)その量子回路の状態の表示(Q-Sphere、Probability、StateVector)
(3)OpenQSAM(手動量子回路編集)との連携
(4)IBM Quantumマシン実機での実行と結果の取得
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量子回路の編集と量子状態表示(Q-Sphere, Probability, StateVector) |
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OpenQASM(右側)との連携 |
🟢新しいプラットフォーム(IBM Quantum New Platform)
新しいプラットフォームでは、上記の様なWebサービスは終了となった。それらと同等のことは、各自がローカルにQiskit環境を設定して行うことになった。しかし、(詳細は略すが)新しい様々な機能が新たに使えるようになった。特に、これまでOpen Planでは使えなかった新鋭の実機 ibm_torino(Heronプロセッサ)が利用可能となったことは大きい!